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高窓の里
先日、児玉町小平の「高窓の里」を訪ねました。高窓とは養蚕農家がお蚕を育てる際に温度調整のために設けた空気抜きの窓で、本来は「うだつ」や「けぶだし」と言われるものですが、もう少し風情のある呼び名を、と本庄市の観光協会の根岸さんがネーミングしたものです。絹織物が主流だった時代は家族が寝床を確保できないくらい「お蚕さま」がたくさん飼育されていたそうです。私も幼少の頃、お蚕が桑の葉を食べるときの「しゅわしゅわ」と言う音を聞いた記憶があります。栄枯盛衰、今はこんな大きな家に家族が1人、2人なんてお宅もあるそうです。何か有効利用できないもんですかね?この小平地区を遠望すると、なんとも言えない昔ながらのホッとできる田んぼと畑の原風景に出会えるのですが…。 この地域を昔ながらに考え行動している「東小平ネットワーク」の皆さんからご当地のいろいろなお話をうかがうことができました。とてもよかったです。 交通の要所としての旧本庄市街地。歴史的建造物や自然の山々が残り、伝統が息づく旧児玉町エリア。その場所がその場所なりに醸し出す風景や匂いや音や人情を、上手くバランスよく共存させていけないでしょうかね?
日時 2008年05月31日 16:40 |
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