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身近に素晴らしい人
本庄精密農法研究会(本庄PF研究会)の会長である、国立大学法人・東京農工大学・大学院農学研究院・教授、澁澤 栄 先生が「日本学術会議会員」にご就任され、その記念講演と祝賀会が開催されました。 日本学術会議とは、科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活に科学を反映、浸透させることを目的として、昭和24年(1949年)1月、内閣総理大臣の所轄の下、政府から独立して職務を行う「特別の機関」として設立されました。職務は、以下の2つです。 1、科学に関する重要事項を審議し、その実現を図ること。 2、科学に関する研究の連絡を図り、その能率を向上させること。 日本学術会議は、我が国の人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野の約84万人の科学者を内外に代表する機関であり、210人の会員と約2000人の連携会員によって職務が担われています。 以下にある各種委員会でさまざまな研究がなされるのだそうです。 言語・文学委員会 基礎生物学委員会 数理科学委員会 哲学委員会 統合生物学委員会 物理学委員会 心理学・教育学委員会 農学委員会 地球惑星科学委員会 社会学委員会 食料科学委員会 情報学委員会 史学委員会 基礎医学委員会 化学委員会 地域研究委員会 臨床医学委員会 総合工学委員会 法学委員会 健康・生活科学委員会 機械工学委員会 政治学委員会 歯学委員会 電気電子工学委員会 経済学委員会 薬学委員会 土木工学・建築学委員会 経営学委員会 環境学委員会 材料工学委員会 一言で言えば、日本の将来を考えるシンクタンク。 澁澤先生はその中で農業分野のエキスパートであり、身近な話題とすれば「TPP」の政府間交渉などの時にはその交渉自体の屋台骨を作る側になるとのことでした。 先生は伊勢崎市境島村のご出身で私たちが小和瀬で活動する小和瀬農村環境保全協議会のイベントにも気さくにお越しいただいたりしていました。身近にこんな素晴らしい先生がいらっしゃることは本庄、児玉地域の「農業」にとって良い影響を与えていただけるものと感じます。これからもよろしくお願いいたします。
日時 2015年01月04日 21:51 |
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