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読書の秋
以前、かわぐち・かいじさんが書かれた「沈黙の艦隊」を読んで感銘を受け、「国家の存在意義」という同様のテーマを持つ「ジパング」も読んでみたいとかねがね思っていましたが、オークションで全巻揃っているのを見つけて、購入してみました。 現在の海上自衛隊の最新鋭イージス艦が訓練中に太平洋上でタイムスリップを起こし、194?年の太平洋戦争の真っ只中にに現れてしまうというストーリーです。その1巻めのイントロ部をどこかで立ち読みして、興味を持ったので、いつかは全巻そろえてじっくりと思いつつ時間が経ってしまいました。
戦争という非道な世の中は勝っても負けてもやっちゃならない行動です。 多くの何の罪もない人間がいとも簡単に殺され、精神的な人間性も否定され、それはもう、言いようのない悲惨な状況だと思います。原子爆弾を2個も落とされ幾十万の命が一瞬にして亡くなり、国土は焦土と化し、こんな馬鹿げたことがあってはならないはずだったのに、日本はまた、昨年の東日本大震災によって「第三の戦後」ともいわれる状況に直面してしまいました。震災は天災であり、防ぎようもないかもしれない、でも、原子力発電所の事故は回避できたかもしれない。試されているのは日本の国力なのか、私たちの精神性なのか…。矛盾しきった社会の改善と混迷する国政のなかにあって、たかがマンガと言われるかもしれませんが、この本を読むことで、もしかしたら自分なりの指針を示唆してくれるのではないと思っています。とにかく、全部を早く読んでみたいと思います。
日時 2012年11月12日 10:51 |
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