2008年(平成20年)3月18日 ( 火 )  新政の会 希望質問

【大項目】                

1.「農業と食」について        

【小項目】

@ 食の安心・安全について

A 担い手不足について

B 埼玉県の自給率について

C 本庄市の耕作放棄地に対する対策について

【大項目】                

1.本庄市の体育施設につて        

【小項目】

@ 芝生のグランドは作れないか?

A 国・県などの助成金の活用につて

B 本庄市総合グランドの計画に人口・又は芝生のグランド造成はあるのか?

C 多目的に使用できる人口・又は芝生のグランド造成の可能性はあるのか?

D 維持管理のしやすい人工芝でのグランド造成は可能か?

 

2008年 ( 平成20年 ) 3月18日 ( 火 )  新政の会 希望質問

8番議員、飯塚俊彦であります。宜しくお願い致します。

それでは、質問通告書に従い、質問を致します。

今回の質問は2項目になります。

1つは、「農業と食」について。

2つ目は「本庄市の体育施設について」であります。

去る、3月2日の日曜日に、「小和瀬農村環境保全協議会」を中心に「農地・水・環境保全向上対策」の一環で、小和瀬地区内にて耕作放棄地の解消のため、小和瀬・伊勢崎市島村地区の農業者や地権者、非農家の方々が集まり、本庄消防署、地元消防団、自警団のご協力の下、草ぼうぼうとなった耕作放棄地を伐採、野焼き等を行いました。

当日、午前中はいくぶん、風があったものの午後からは風も止み、点在している放棄地に火を点けて枯れ草を焼き、再び農作物を作るために耕作しやすい状況に戻していました。総勢、90人位の参加があったようであります。

今、何故このような活動がされて来ているのでしょうか?

「中国産冷凍食品に有毒なメタミドホスの混入。」それを食べた家族が中毒を起こし一時緊急入院。記憶に新しい衝撃的な報道がなされ、今さらながら「食の安心・安全」がゆらいでいる時は無いのではないでしょうか。

今までまったく経験した事がない状況が現実になって、今、我々の生活に忍び寄って来ているのは、誰もが感じている事だと思います。

この耕作放棄地のように作物を「作らない、作れない」状況が日本の食糧自給率、熱量ベースで先進国最低の39%と言われている、根源だと思います。

新聞によりますと、現在の国民1人当たりの供給熱量は「2,548キロカロリー」だそうです。

仮に、今、日本への食糧輸入がすべてストップしたら、これがいっきに、「996キロカロリー」に激減してしまうそうです。

この、「996キロカロリー」の完全自給食はどんなものかと言いますと、

朝食
ごはん、白米75グラム;根菜汁、だし汁150cc、大根、40g。
ごぼう、10グラム。にんじん、10グラム。味噌、3グラム。砂糖、1グラム。塩、少々。

昼食
ふかし芋、サツマイモ40グラム。温野菜、かぼちゃ、40グラム。フルーツ、みかん、40グラム。

夕食
ごはん、白米、75グラム。焼き魚、さば、50グラム。塩、少々。野菜のボイル、チンゲンサイ、50グラム。酢の物、きゅうり、40グラム。
わかめ、2グラム。酢、4グラム。砂糖、1グラム。

だそうです。身長、175センチ・体重、63キロの新聞記者が、この「996キロカロリー」の食事を4日間、続けたそうです。2日目には体がだるく、歩くペースもゆっくりになり、普通に働き生活するのが大変だったそうであります。

農林水産省では仮に自給率を45パーセントまで回復できれば一日あたり、2,020キロカロリーまで確保できると試算しているそうですが、

私などは多分、1食でオーバーしてしまうと思います。

以上のように食品の「安心・安全」を確保していくためには消費者が目の届く安心な生産物を選ばなければならないと思いますし、そのためには地産地消、自給自足に向けた農地確保の耕作放棄地解消が急務だと報じています。

小和瀬地区の活動はその一つの挑戦になるものだと思います。

そこで、「食」の「安心・安全」を確保するために本庄市ではどのような施策を考えているのでしょうか?

本庄市の総合振興計画の中の「経済環境分野」に「協働による取り組み・1、農地・水・環境を守る活動」とあります。まさにこの事が、「協働」そのものと思いますがいかがでしょうか。

また、全国の食糧自給率は分かるのですが都道府県別、又は市町村別の食料自給率はつかんでおられるでしょうか?

それから、担い手不足がさけばれている昨今、本庄市農業には後継者の方もだいぶ居ると言われていますが、2001年に農地法が改正され、2003年には構造改革特区に指定されると株式会社や NPO などが農業に参入できるようになったと聞いております、「後継者問題」をこのような制度を活用する事において解消していく考えはありませんか?

それから、本庄市では「農業」を東京などの近郊都市圏から「人の流入」

に利用した、定住促進などを含めたの施策を実施する、お考えはありませんか?

以上で登壇による最初の質問と致します。

 

再質問

1、答弁に対して・・・・・

2、3月3日、12チャンネル、22時放送、「カンブリア宮殿」
  輸入品だらけの食卓・・・巨大商社トップが警告、泣くのは自給率1%の東京都民だ。

3、富岡・茂木農場のような牛を使った、中山間地の耕作放棄地の解消はできないか?

4、地場の特産品を扱う飲食店に対しての宣伝・認定などは?
   埼玉県特産品取扱店?緑ちょうちん?

御答弁、ありがとうございました。

本庄市の「食」に対する安全性を確保するため市民の食事のせめて半分は地場産でまかなえる様に「特定法人貸付事業」などの農業政策を進めて頂きたいと思います。

「援農ボランティア制度」なんかもとても面白い試みだと思います。是非、研究だけでなく導入をして頂き、「援農者」が定住者になり人口増加、自給率の向上につなげて頂きたいと強く望みます。

ここに、3月13日の日本農業新聞があります、 NHK の朝のニュースでも取り上げられていた、茨城県常総市の試みとして「繁殖牛を放棄地に放牧」これによって「農地の再生・強力推進」「労力抑えて増頭実現」

これと同じような試みが群馬県でも行われています。

「耕作放棄地等を活用した和牛放牧支援事業」と言うもので、先般、農業委員会の皆さんと富岡市の茂木牧場を視察に行ってきました。以前にも質問の中で紹介したかと思いますが、耕作放棄地などに繁殖用の和牛を放牧する事によって飼育管理の省力化、自給飼料率の向上、牛が草を食べてくれることにより耕作放棄地が綺麗になっていくと言った一挙両得な事業だと思います。牛はソーラー発電の電牧器から発電された、わずかな電力を電気牧柵に流し放牧範囲を決めると外に逃げ出す事はないそうです。

2頭で1ヶ月、30アールほどの面積で放牧が可能だそうです。

これを、児玉町の中山間地に導入してみたらどうかと考えますがいかがでしょうか?また、最初の質問にもありました、「農地・水・環境保全向上対策」と抱き合わせて事業を行えば、ソーラー発電器や、電気牧柵などの費用もまかなえると思いますが、いかがでしょうか?

次に、生産したら今度は「食べる」事についてであります。

やはり日本農業新聞ですが、「緑ちょうちん広がれ!」「居酒屋の地場産品愛用運動」この緑ちょうちんは2005年に札幌市で始まり全国に広がり、今は、全国で100店舗ほどがちょうちんを掲げているそうです。本庄市内にも「埼玉県産農産物使用の店」との看板が懸かったお店を見かけますがこのような取り組みに本庄市はどのような見解をお持ちでしょうか?

 

【大項目】                

1.本庄市の体育施設につて        

【小項目】

@ 芝生のグランドは作れないか?

A 国・県などの助成金の活用につて

B 本庄市総合グランドの計画に人口・又は芝生のグランド造成はあるのか?

C 多目的に使用できる人口・又は芝生のグランド造成の可能性はあるのか?

D 維持管理のしやすい人工芝でのグランド造成は可能か?

次に「本庄市の体育施設について」であります。

先日、地元の少年サッカークラブが埼玉県大会で優勝したとのうれしい便を耳にしました。私も小学校の頃、サッカーボールを暗くなるまで校庭で追まわした記憶があります。そして、1度だけ芝生の上で試合をやりました。

雨が降っていたのですが、とにかくフカフカでボールは練習の時より上手く蹴れるし、スライディングをしても痛くないし、とても気持ちが良かった事を記憶しています。サッカーも日本リーグのプロ化に伴い取り巻く環境が熱を帯びているのは周知のごとくであります。

サッカーだけではなく、芝生を利用した方が快適にできるスポーツは数多くありますそこで、芝のある競技場などは出来ないものでしょうか?

平成19年度・本庄市社会体育の概要によりますと、現在、本庄市には432のスポーツクラブ、や、学校などのクラブを合わせた、スポーツ少年団は35の団体がある訳であります。このうち、サッカーは10団体、軟式野球は6団体、ミニバスッケットは6団体、その他、空手道・柔道・剣道など10種類のスポーツ少年団が活動をしております。

サッカーが一番多い団体なんですね。

何とか芝の上で試合をやらせてあげたいと思うのであります。

そこで、本庄総合公園の陸上競技場の計画の中でトラックの中を芝のフィールドに出来ないでしょうか?また、市民プールの跡地を芝のグランドに出来ないでしょうか?

サッカーだけでなくフットサルとか、又は何らかのイベントに使用できる多目的、芝のグランドと言ったようなものがあるとよいと思いますが市長のお考えをお聞かせ下さい。

 

再質問

御答弁、ありがとうございました。再質問させていただきます。

芝生のグランドは維持管理費が莫大にかかるのは分かります。

ならば、人工芝のグランドと言う選択肢も考えられると思いますが天然芝と人工芝を比較すると建設費や維持管理費にどのくらいの違いがあるのでしょうか?

また、グランドの建設費などに対して国・県などの助成金があるようですが、この活用を計れないものでしょうか?

維持管理費は「総合振興計画」や市長の所信表明でも出てくる「市民との協働」を活用して市民と共に管理運営が出来ないかと考えるのですが、いかがでしょうか? 宮戸のグランドゴルフ場も綺麗ですよね。

平成19年度の「スポーツクラブの状況」を見ますと、千人を超える人数を擁しているのは軟式野球・サッカー・バレーボールの3種目でサッカーは1,055人もの人数を擁しています。また、他にも芝の上で出来る種目もあるかと思います。体育協会の方々やレクリエーション協会の方々にもお願いして管理運営が出来ないものかと思いますがいかがでしょうか?

「お金がなければ知恵をだし、知恵が出なければ汗を出す。」

このチームは、30数名のメンバー中、本庄市内在籍の中学生が十数名も活動しているのです。せっかく、地元のチームがサッカーレベルの高い埼玉県で優勝しているんですから子供達の夢の実現に一歩でも近づける御答弁をお願い致します。